展覧会情報
2026.11.07
彫刻学科学生、卒業⽣、研究室関係者のみなさまへ
彫刻学科の講師として教鞭をとられている彫刻家、伊藤一洋さんが10⽉30⽇、肺疾患によりご逝去されました。享年53歳。葬儀はご家族の意向により、近親者のみで執り⾏いました。
一洋さんは彫刻を愛し、ブロンズの可能性を信じていました。着任当初は本学の工デ(工芸工業デザイン学科)卒だからなのか、彫刻学科での指導を少し悩んでいるようにも思えました。その悩みながらも彫刻が生まれる現場を楽しみ、語りかける姿は多くの学生の背中を押し、研究室の助手、教員に力を与えました。決して長い期間ではありませんでしたが、一洋さんの彫刻に向き合う姿勢からブロンズを扱う有望な作家たちが育っています。
また、一洋さんは本学を含めた複数の美術大学で指導をし、ブロンズの魅力を通じて若い才能を繋ぎました。ひとつの素材の可能性を信じることから開かれる世界を身を持って示していました。これは「ブロンズ至上主義者 伊藤一洋」にしかできなかったことだと思います。
一洋さんの作家として、教育者としての今後を目にすることはできません。これからは、私たちが微力ながら一洋さんの想いを継ぎ、彫刻を悩み、考え、つくっていかなければなりません。
⽣前のご厚誼に深く感謝するとともに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
武蔵野美術⼤学 彫刻学科研究室
主任教授 冨井⼤裕
日時と場所は未定ですが、お別れ会を考えています。詳細はおってご案内申し上げます