人が空間に佇むと、その場の空気感が変わる。この「空気」は目に見えない多くのモノコトの作用によって構築され、私たちはそれを無意識に感じ取っている。私はその空気を捉える起点として人物彫刻を制作している。時には人物彫刻を解体するように、螺鈿とアクリルキューブの彫刻、空間と像を町と家に置き換え彫刻に見立てるプロジェクト、彫刻のための服など、空気感を捉えるアプローチを広げる。
BRAVERMAN GALLERY(テルアビブ)、中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館、箱根彫刻の森美術館、MA2ギャラリー、void+、ミズホオオシロギャラリー、などで個展を開催。'11年「漆のチカラ」福島県立博物館、'12年「メグロアドレス-都会に生きる作家-」目黒区美術館、「色めく彫刻 -よみがえる美意識-」群馬県立館林美術館、'15年「Wabi Sabi Shima」Thalie Art Foundation(ブリュッセル)、「KAAT突然ミュージアム」KAAT神奈川芸術劇場、'16年「再発見!ニッポンの立体」群馬県立館林美術館、静岡県立美術館、三重県立美術館、'17年「Timeless—不存在的時間 Contemporary Japanese Art Exhibition」AKI Gallery(台北)、'20年「高松コンテンポラリーアートアニュアルvol.09時どきどき想像」高松市美術館、'22年「AGAIN-ST 10thルーツ/ツール彫刻の虚材と教材」武蔵野美術大学美術館・図書館 展示室3、「眠れるドローイングを覗く」彫刻家の家、'23年「みまちがう水」MA2ギャラリー、などに出品。
パブリックコレクション:中原悌次郎記念旭川市彫刻美術館、Thalie Art Foundation、箱根彫刻の森美術館